食×京都×「お福」

私は、生粋の京都人だ。だからこそ、本物の京グルメと擬物を見分ける目と舌を持っていると自負しているし、本物の京グルメを発信する義務があると思う。
京都とは賛否両論あるが、北は今出川通、西は堀川通、南は五条通、東は北白川通に囲まれたエリアを呼ぶ。私はそのエリアの中心で生まれ育ち、母親が料理人ということもあり京流の食育を受けてきた。
私は食べたいおうどん毎に店を選んでいる。今日は、「肉うどんならここ」、という店を紹介したい。三条通りと神宮道の角にある「お福」だ。

私が小学生の頃から通い始めて、今年でそろそろ25年目。25年間、平均すると月1回は通い、約300回の注文のうち295回は「肉うどん」を注文している。25年間、全く味が変わらないところがスゴイ。おっちゃん一人で切り盛りされているので、是非とも体調には気をつけて頂きたい。この店の肉うどんの右に出るものはないと思う。
京都には大きく4つの店が存在する(フランチャイズなど他都道府県に存在する店は除く)
  1. ​観光客相手に金儲けに走るカジュアルな店
  2. 地元民に愛される拘り溢れるカジュアルな店
  3. 観光客相手に金儲けに走るフォーマルな店
  4. 地元民に愛される拘り溢れるフォーマルな店
「お福」は、私の中では2だ。国内外の観光客が増えたために、2から1へ変貌する店が後をたたないし、金儲けのために府外から来る1や3のような店も多い。近くには、京都で食べなくても味わえるようなおうどん屋があって、休日は確実に長蛇の列ができている。味はイマイチだが、マーケティングは天下一品。騙されてはいけない。

店構え
手前から、肉うどん、おでん、おにぎり
おでんは冬限定。大根がオススメ。おでん屋の大根より、出汁がしゅんでいるし、出汁自体の旨味が濃い。おにぎりはやわらか目なので、うどん出汁との相性が抜群なわけだ
内装

場所

気ままに旅日記

私は、好き嫌いの基準が明確である。 「こうあるべき」という尖った嗜好がある。 とはいえ、他の嗜好は否定しない。 理解するし、存在を認めるが、極端に同意しない。 そんな私の独断と偏見溢れる世界を表現したい。

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